c. 相対見積もりの単位をチーム間で同期する
#LeSS本
LeSS で定義されているわけではないが、相対見積もり(ストーリー)ポイントが非常に広く使われている
比較的速く簡単だから
違いを明確にし、学習機会を作ることができるから
再見積もりを増やすことになるから
大規模なグループでは見積もり単位の負担により、めったに行われることがない
再見積もりをすると、さらなる学習およびプロダクトやプロセスに対する経験的プロセス制御への重要なインプットになる
絶対見積もり(人日など)を使わない理由
異なる基準が使われないから(人日と人月の変換などが起こらないから)
単位の同期が不要だから(絶対見積もりでは不必要な調整や単位の変更が発生することがある)
相対見積もりを使う場合悪用や曲解に注意
人日に紐づけたり、チームの比較に使ったり、目標や評価に使うと機能しなくなる
大規模開発でポイントを使う場合、複数のチーム間でポイントの基準を揃えた方が好ましい
ROI に基づく優先順位付けに役立つから
複数チームにアイテムを分散する柔軟性が増すから
プロダクト単位でのベロシティーが予測しやすくなるから
単位を同期する方法
既に完成したアイテムで合わせる
"すでに完成したプロダクトバックログアイテム" をたくさん用意してアイテムを比較することで認識を揃える
多くの人がよく知っているアイテムを見つける可能性を高めるため、たくさんのアイテムがあったほうがよい
複数またはオーバーオール PBR で同期する
複数チームで PBR を行うときに共同で見積もりを行う
オーバーオール PBR で行うのもよい